赤い電車に乗っかって

2006/09/03 成田


赤い電車に乗っかって、僕はどこかに行ってしまいたい。どこかというか成田まで。僕らを乗せて、一休み。

週末、暑い、金がない。ベッドに倒れこんでエアリーさの足りないエアギターごっこをしていたら、指先に無用な疲労感。そんな折、なにやら友人が渡米するとのことなので、見送りでもしようかと、成田まで。

京急線から京成線まで直通、特別快速。どうせ1時間くらいで着くんだろうとタカをくくり、急いでいたのもあって非常に気の抜けた格好で家を飛び出してみた。が、実績値では2時間は軽く超えるほどのロングなトリップになってしまい、妙に効きの良い冷房に芯まで冷えて気持ちも萎える。

京成線、快速なのに、各駅停車。字余り。一体全体、ここで言うラピッドとは何に対してのラピッドなのか全くもって不明なわけであって、ラピッドとかエクスプレスとか基準があいまい過ぎてよくない。途中で気づいて特急に乗り換えたものの、その時には既に遅しな感じであって、成田にたどり着いたころには、既に友人は出国時刻間際。

10分くらいスタバで軽く話しをしてみたところで、タイムイズオーバー。空港に着いたところで時間がなければやることもあんまない。よく考えると何を目的に空港に来たのかもいまいち不明確なのであって、無意味に背負ったギターの重量が、徒労感を重ねて両肩に圧し掛かる。

これほどまで成田が遠いものだと事前に知っていれば行かなかったかも知れないというのが正直な感想ではあるが、とりあえず、旅先でのグッドなラックを祈願しよう。ハヴァナイスデー。そして、京成線 sucks。