世界の底辺で、底辺だと叫ぶ

2006/05/24 Goodbye, Blue Sky


いきなりの雨、ひどい雷雨。でも、予報はきちんと見ていたので傘の準備に抜かりはない。でも、傘なんてあんまり役に立たないくらいの、ひどい雷雨。

会社帰り、傘を差して歩くのもおっくうで、駅近くの本屋へ逃げ込む。店内を雨露で濡らしてはならぬと律儀に傘立てに傘立てておいたら、案の定と言えば案の定、帰りがけには消えうせる傘。

普段ならファッキンシットと8回も叫び出すところ、この雨に心も萎えておだやかに、うなだれつつ傘を捜せど見つからず。雨に濡れるのも悪くはないが、いかんせんスーツでそれはありえない。

ここは一つ、他の方の傘を拝借して先入れ先出しを気取ろうかと思ってみたが、こんな雨の日に古本屋へ来て挙げく他人の傘をパクるような鬼畜人外のマネをするというのもなんか癪というか底辺なため却下。しかし、そんな底辺に傘をパクられてる自分自身こそが言わばその底辺の番頭格なわけであって、結局はそういうことなのかも知れません。

気分も萎えて雨の中、99ショップで事なきを。底辺に底辺で返しても底辺だが、何もしなくても底辺は底辺。底辺は底辺を憎み、上澄みはもう丘の上。99円、ボロ傘持てども心は錦。意味もなく傘を2本買ってみたが、本当に意味がない。