パスタのポテチ和え

ご飯を作って、ご飯を食べて、それがどうしたことだろう?

一つのことに気をとられると、全てが一つに向かってしまうのは、自分が本質的にシングルタスク人間だからなのかも知れない。いくら年齢を重ねようとも、こればかりはいつまで経っても、小学三年生から変わりがない。いい加減、成長しなければ問題含みだ。

最初に料理を作ろうと思ったのは、ほんの気まぐれ。気づけば、それも日常へ。日々苦心し、食費の削減、冷蔵庫の最適化。下がり続けるエンゲル係数。昼食代を除いてしまえば、一ヶ月一万円生活とは言わずとも、それに追随しそうな勢い。ちょっと、どうにかしてる。

切り詰め切り詰めて、残ったものは何だろう。食べてはいても、細る腕。不摂生にならぬようにと努力した結果が、結局は不健康。取り違えられた手段と目的。いかにもプログラマとしてありがちな、かつて一人のプログラマ。我慢ばかりじゃ生きるに辛い。ブレーキばかりじゃ加熱する。

不摂生を防ぐ結果が不摂生。ならば、逆はどうなるか、できる限りを心がける。ぺペロンチーノにポテチを混ぜて、コーラで流し込む。別に大したことでもないけれど、まずは一歩前進。あまり極端に走らぬよう、そこそこ適当にやれればいいかなと思う。